最近TVなど大手メディアでも目にする機会が多くなった「フェムテック」という言葉。

皆さんはご存知でしょうか?

実は昨年2020年は「日本のフェムテック元年」と言われています。

 

2020年は日本のフェムテック元年

 

フェムテックという言葉が生まれたのは2012〜2013年ごろ。ヨーロッパ発の生理周期管理アプリ「Clue」を開発した創業者が考案したと言われます。

Female(女性)×Technology(テクノロジー)を掛け合わせた造語で、

生物学的女性の健康課題をテクノロジーで解決する」ことを目的としています。

 

生物学的女性の健康課題というのは主に、「生理」、「更年期」、「婦人科系疾患」、「不妊」、「セクシャルウェルネス」といった点が課題としてあげられます。

フェムテックの概念が誕生して以降、2010年代後半に欧米を中心にフェムテックに関連した様々なサービスがスタートし注目を集め、そして2020年には日本でもフェムテックに関連するサービスを提供する企業が一気に増加したことで、日本のフェムテック元年と言われました。

フェムテックという概念が急速に拡がりを見せた背景には、こちらも注目されるキーワードである「SDGs(持続可能な開発目標)」の目標の中で「3 すべての人に健康と福祉を」、「5 ジェンダー平等を実現しよう」、「8 働きがいも経済成長も」といった目標に関連することもあります。

 

女性特有の健康課題を解決することで、女性の社会進出を助け、女性の日々の悩みを減らすためにフェムテックが必要とされています。

 

 

日本企業でも実際に提供されているサービスをいくつか紹介します。

 

まず、サービス開始から20年を超える月経管理サービス「ルナルナ」は、従来の月経管理だけでなく、これまでの膨大なデータと婦人科医や地方自治体との連携で妊活や更年期対策に関連したサービスの提供を進めています。

 

ユニクロで知られるファーストリテイリングは月経時の生理用品の選択肢を広めるため、「GU」ブランドで低価格の吸水ショーツを販売しました。

 

老舗企業以外にも多くのスタートアップ企業がフェムテックに関連したサービスを展開しています。

その1つ、「fermata store」は2019年に設立された会社で「あなたのタブーがワクワクに変わる日まで」をテーマに、未だにタブー視されがちな月経など女性特有の悩みを解決する商品を集めた、世界初のフェムテック専用オンラインストアを展開しています。

 

このように日本国内でも世界的にも注目度が高まる「フェムテック

女性が集う美容サロンでもフェムテックに関連して出来る事は何か。を考えた時、注目したのは「骨盤底筋」でした。

 

骨盤底筋とは

 

骨盤の底に位置する筋肉の総称を「骨盤底筋(=骨盤底筋群)」と呼びます。

主に骨盤内にある膀胱や子宮、直腸などの臓器を正しい位置に保つ役割を果たします。

また、骨盤底筋の筋力低下により尿道の締まりが弱くなることで、尿もれや頻尿などの尿トラブルを招く要因となります。

 

骨盤底筋の筋力を低下させる要因としては主に2つ。

1つは、加齢による筋力の低下です。

2つ目は、妊娠・出産に伴い骨盤底筋に大きな負担が掛かる事による筋力の低下です。

 

尿もれと聞くと60代以降のシニア世代のお悩みと思われがちですが、

腹圧性尿失禁」と言われる、重いものを持った時や咳やくしゃみをした時などお腹に力が入った時の尿もれは、30代でも20%が経験をしているという調査結果があります。

尿意が我慢出来ず漏れてしまう「切迫性尿失禁」は年代が高くなると多く見られます。世間的な尿漏れのイメージは、この切迫性尿失禁が強いのかもしれません。そのために「尿もれ=老い」のイメージが強く、自身でも症状を受け入れられず、病院や市販薬を手にする事を敬遠されてしまう傾向が多いようです。

 

実は幅広い世代で悩まれる尿もれですが、特に腹圧性尿失禁は骨盤底筋のトレーニングを継続的に行うことで症状の予防・改善が期待できます。

骨盤底筋の筋力を維持することは尿もれの予防だけでなく、生理痛が重い方は痛みを和らげることも期待されます。

 

パルストレーナー3D EMS

 

骨盤底筋は適切なトレーニングを行えば筋力を維持できます。

骨盤底筋体操などの骨盤底筋トレーニング法がインターネットでも数多く紹介されていますが、

トレーニングにもコツがいる事や、継続的(最低3ヶ月程度)なトレーニングが必要で、体の内部にある小さな筋肉なので効果も分かりづらく、なかなか自分でトレーニングすることが難しいものでした。

 

難しいトレーニング法も無く手軽に鍛えられる方法を考えていたところ「パルストレーナー 3D EMS(スリーディーイーエムエス)」という機械に出会いました。

3D EMS」はその名の通りEMS(Electrical Muscle Stimulation=電気筋肉刺激)機械です。

人間の身体は電気信号で動きますが、EMSを使用する事で、自らの電気信号では無く外部の電気信号により筋肉を動かす事で、手軽に筋肉に刺激を与えることが出来ます。

(EMS機械というとMTG社のシックスパッドなんかが有名でしょうか?)

 

従来のEMS機械に比べ「3D EMS」はベルト状の電極を2ヶ所へ巻く事で、より広範囲の筋肉に立体的に働きかけることが可能です。

運動範囲が制限される怪我からのリハビリや高齢者のフレイル予防のための筋力強化などの医療現場でも活躍するEMS機械の考えを受け継いで「3D EMS」は開発されました。

 

現在美容サロン向けで「3D EMS」を使用したサービスが展開できるよう、日々モニタリングを行なっています。

すでにモニタリング結果では「3D EMS」の使用部位のサイズダウン(=引き締め)が確認出来ています。

この結果が着目している骨盤底筋にも優位な影響を与えているのか、より手軽により効果を出す方法があるか、試行錯誤をしながら皆さまへご案内できる準備を進めています。

 

3D EMSのご案内については随時ブログにて紹介させて頂きます!