隠れ冷え性!?

多くの女性がかかえる『冷え』の悩み。エステサロンでは、お客様の手足の冷たさや、顔のほてり、首肩の凝りで冷え性がわかります。その上、エステティシャンもお客様に手が冷たいことのご指摘を受けないように十分に手を温めてから施術に入る方も少なくないようです。しかも、女性の場合の『冷え性』は、一概に手足の冷たさだけではありません。自身の冷え性タイプを知ることで、正しい対策に繋がります。

四肢末端冷え性

一般的でわかりやすい冷え性が四肢末端冷え性。ことばの通り指先・足先が冷たいタイプです。この症状の原因ともいわれているのが・・・

①ダイエット中

②ヒールの高い靴を良く履く

③水虫がある

ダイエットで栄養バランスが崩れたり、脂肪だけを減らそうと筋肉をつけずに痩せようとすると、体温も下がり、自ら冷え性になろうとしている危険があります。全身に筋肉をつける運動を心がける、タンパク質を多く含む食事を意識する、湯船にできる限りつかる、手袋や靴下を活用し冷えたままにしないなどの対策がおすすめです。

ほてり下半身冷え性 

自律神経の乱れから起こりやすい冷え性。むくみやすかったり、ストレスを感じている場合は要注意かもしれません。気になる症状は・・・

①夜中に頻繁にトイレに行く

②生理痛が割と重い

③むくみやすい

寒い季節でも首から肩がでる薄着をしていたり、寒暖差の激しい環境下で過ごすことが多い方は、自律神経を整え、血のめぐりを促進させることが 大切です。長時間の入浴はかえってのぼせてしまい、無理に続けると入浴後にめまいを起こすこともあるのでおすすめできません。

顔・脇・手先・足先は、一時的に冷やして熱を逃がし、首のうしろ・腹部・尻・足首は部分的に温めると効果的です。

ほてりは感じないけど、同じ症状がある方は、

内臓冷え性

かもしれません。身体の表面は温かいけれど、内臓が冷えてしまうタイプ。生活習慣の乱れが大きな要因と言われています。あまり冷え性であることに気づかないため、体のだるさが続いたり、風邪をひきやすくなったと感じる方は、胃腸をはじめ内臓の働きが悪くなり体調不良を引き起こしやすくなっているので、お腹を温めることが1番です。また、生姜など体の中から温める食事を摂るのも良いと思います。

 

複合型・全身冷え性

虚弱体質や慢性疲労、老化、胃腸の弱り、無理なダイエットなどで基礎代謝が低下している細身の方や高齢者は、熱を作り出すための食事や運動が足りてない可能性があります。また、他の冷え性タイプに繋がっている症状もあったりしますので、改善される対策方法を見つけだす必要があります。

 

冷え性かな?と思ったら・・・

一般的に避けたい日常的習慣は・・・

・アイスや冷たい食べ物、甘い食べ物を避ける

・極端なダイエットは控える

・トイレを我慢しない

積極的に取り入れたい行動は・・・

・毎食に温かい汁物を摂取する

・お風呂はぬるめのお湯にゆっくりつかる

・ストールやひざ掛けを持ち歩き、下半身を冷やさない

日々の規則正しい生活ができにくい現代社会ではありますが、

冷えはそのままにせず、早めの対策を心がけたいものです。

エステやリラクゼーションで身体をほぐし、血のめぐりを良くしてもらったり、 温泉でリラックスしながら体を温める、ジムに通い代謝をよくするなど、    それらの冷え性対策もストレス解消に繋がるのでおすすめです。